これは、もう終わったケースです。下の歯ですが右下が無くて、支えるためにインプラント
が入っています。前歯は天然歯ですが、左奥はジルコニアの連結冠になっています。
ここまでやるのに3年通ったそうです( T_T)\(^-^ )
何度調整しても痛くて噛めないという訴えでした。
で、これが最後に入った義歯ですね。チタン製だそうですが金色に加工されています。
左下にバネががっちり入り、右は短いバネとマグネットで固定してあります。
最近、インプラントに義歯を乗せるオーバーデンチャーが流行っている様ですね。
とても手の込んだ義歯だと思います。頑張りましたね😅
これで、患者さんが満足してくれるなら良いのかも知れませんが
何故うまく行かなかったのか?
見ての通り、インプラントに載せた歯が割れて修理してありますね。
インプラントは自分の歯とは違って沈まないので、噛むと過荷重で割れます。
高いお金払って新品の義歯がすぐに割れたら切ないですよね。
しかも痛くて噛めないでは残念過ぎます😓
という相談を聞いて、治療義歯を作りリハビリ開始しました。
右下のインプラントは本人の希望で施術した先生に外してもらいました。
左は奥歯にバネかけて固定出来ますが、右は何もないのでこういう手段を
取ったのでしょう。
私が作った義歯と並べてみました。左が私の義歯で表側(咬む側)
同じく裏側
大きさの違いとバネがないのは分かっていただけるでしょうか?
左奥の見えない部分に取っ手だけ付けました。
右は支えはありませんよね。もちろんマグネットも何も無しです。
義歯は固定することが全てではないという例です。
治療期間は2ヶ月でした。
今は元気に食べておられますのでよかったです😄
インプラントはトラブル出たら施術医にお願いすることになります。
私は触らない様にしています。義歯もインプラントには触れていません。
こういうケースがとても多いのが現実です。
いつも更新が遅くてすみません、なるべくコンスタントに書きたいと思います(笑)
カテゴリー:ブログ 投稿日:2021年9月6日