義歯で、一番困るのは入れるスペースがない場合です。
こればかりはどうしようもないので、義歯でなくとも困るのですが・・・(苦笑)
でもそういうケースが多いのも現実。
噛むと、下の歯が上顎の歯茎に刺さってしまい食い込んでしまいます(痛い)
最近も4人ほど、噛み合せを持ち上げて隙間を作ることから始めたケースがあります
持ち上げる(挙上)というのは、分かり易く書くと口をこじ開けて義歯を入れる隙間を強制的に作ると言うものです。
言うのは簡単ですが、実行するのは難しいです。
想像してみたら分かってもらえますかね、今カチカチ噛んで歯が当たるタイミングよりかなり早く上下が接触するので、噛み合せが高く疲れるし喋れないかも知れません。
かと言って入れないと咬めないですから、何とかしないといけない訳です。
治療義歯すら入らない場合、どうするか・・・・・
元々最初からスペースのない人は居ない筈です。
昔は普通に噛んでいたでしょう。なので骨格を計測して噛み合せの平均値を計算します。
それを基にして新しい噛み合せを作ってみるしかありません。
最近苦労したケースです。
正面からの写真。下の残った歯がすれ違って上の歯茎にかなり接近しているので、上に歯を入れる隙間がありません。
右からだとこうなリます。初診時では歯が上に刺さっていました。
左から、こちらはスペース的にはあリますが、下の方が外側に出ており、上下逆の噛み合せになっています。
下の歯は全て後ろに傾斜。
上前歯も後ろに傾いています。
過去治療した先生が一度も成功していないらしいですが、さもありなん・・・・
これは久しぶりに苦労しました。長くなるので、内容には触れないことにします。
4ヶ月掛かって、ようやく終われましたね。
ホッとする暇もなく、次の難題と格闘中です(笑)
もう6月も終わりますよ、もう少し頻繁にブログ更新したいのですが
疲れ切って帰るともうね・・・・・さて明日も頑張ります
カテゴリー:ブログ 投稿日:2022年6月23日